2023年3月 BBC News
Breakthrough as eggs made from male mice cells
日本の研究者が主要な遺伝学会議で、オスのマウスの細胞から卵子を作成したと語った
研究はまだ初期段階にあり、男性の XY 性染色体を女性の XX 性染色体に変換することを含んでいました
男性カップルが自分の子供を持つ可能性を高めます
2023年3月 BBC News
雄マウスの細胞から卵子を作るのに成功 初期段階の成果を阪大教授が発表
作り出した卵子は質が低く、この技術を人間に安全に活用できる段階ではない
2023年3月 BioToday 親がどちらも雄のマウスが誕生~雄の細胞から卵子を作れたおかげ
2023年3月 Nature
The mice with two dads: scientists create eggs from male cells マウスで、雄の細胞から卵を作って受精させた後に雌の子宮に移植し、健康に見える仔を誕生させることに成功したという概念実証研究が。
2023年3月 Nature
雄マウスから機能的卵母細胞を作製
2023年3月 Nature
Eggs made from male mouse stem cells using error-prone culture
染色体数異常を起こしやすい培養を用いて雄の幹細胞から作られた卵
2023年3月 オレゴン健康科学大学
Study reveals limitations in evaluating gene editing technology in human embryos
研究は、ヒト胚における遺伝子編集技術の評価における限界を明らかにする
初期のヒト胚の微量 DNA を分析するために一般的に使用されている科学的方法は、遺伝子編集を正確に反映できません
初期のヒト胚における病気の原因となる変異を修正するための遺伝子編集が、意図しない、潜在的に有害なゲノムの変化につながる可能性がある
2023年3月 朝日新聞 卵子量の目安はかる検査、条件付き無料に 東京都が新たな少子化対策
2023年2月 National Geographic JP
米国で利用者が急増、卵子凍結について知っておきたいこと
2019年から2年間で約4割増、34歳までが望ましいと専門家は助言
2012年に米生殖医学会(ASRM)が、がん治療によって妊娠する能力を損なうおそれのある女性を対象に卵子凍結を認める
2023年2月 ブリガム アンド ウィメンズ ホスピタル
Physically demanding work tied to higher male fertility, study suggests
肉体的にきつい仕事は男性の生殖能力の向上につながる、と研究が示唆
仕事で定期的に重いものを持ち上げる男性は精子の数が多い
不妊治療センターで治療を受けるカップルの男性パートナー
精子濃度が46%高く、総精子数も44%高い
2023年2月 WYSS 研究所
Gameto licenses Wyss Institute tech to grow human ovaries in the lab
バイオテクノロジー企業 Gameto と協力し、ヒトの卵巣オルガノイドを作成
この「オバロイド」モデルにより、患者から組織を採取する必要なく、ヒトの卵巣生物学の研究が可能になり、不妊症や卵巣がんなどの状態に対する新しい治療法の開発が可能になる可能性があります
2023年2月 EurekAlert-Science
米国の調査から多遺伝子胚スクリーニングによる選択に対する一般市民の態度が明らかに ヒトのほとんどの形質は高度に多遺伝子性である
多遺伝子リスクに対する着床前遺伝子検査(PGT-P)は、胚の全ゲノムをスクリーニングし、多遺伝子指標(polygenic index)を用いて、IVFを行った場合に特定の多遺伝子表現型が現れる確率を予測する
子どもの将来の学業成績を高める:特に35歳未満の高学歴の人を対象にとしてPGT-Pを用いることに対する道徳的な許容性と利用しようという意志は、生殖系列遺伝子編集に対するものより高い
技術の使い方によっては、健康や社会における不公平を間接的に悪化させる
2023年1月 EurekAlert
Less than four in 100 men accepted to be sperm donors
精子ドナーとして受け入れられるのは100人に4人以下
デンマークと米国で精子ドナーに応募した11,700人以上の男性、サンプルを凍結して治療のために提供したのは100人に4人以下であった。
ドナーになることを希望した男性の半数以上が、サンプルが公開される前にプログラムから脱退し、約5分の1が健康上の問題や遺伝性疾患のキャリアであることを理由に拒否された。
2022年11月 財経新聞
慶大、子宮移植の計画を申請
2022年11月 毎日新聞 子宮移植、慶応大が計画申請 承認されれば国内初の実施へ
2022年11月 共同通信 卵巣凍結でがん患者3人が出産 国内初、治療一段落後に移植
2022年9月 Nature
Embryos with DNA from three people develop normally in first safety study中国の研究チームが、ミトコンドリア置換は胚の初期発生に影響を与えないと報告を。
2022年8月 LiveScience
Lab-made mouse embryos grew brains and beating hearts, just like the real thing
科学者たちは、マウスの幹細胞を人工胚に成長させ、本物と同じように心臓と脳を発達させた。
卵子も精子もない実験室で作られた胚は、小さなガラス瓶をたくさん並べた高速回転する観覧車のような装置で培養され、8.5日間生存した。これは一般的なマウスの妊娠期間のほぼ半分である
2022年8月 Science/AAAS
With innovative bioreactor as womb, mouse stem cells transform into organ-filled embryos
革新的なバイオリアクターを子宮に見立て、マウスの幹細胞を臓器が詰まった胚に変化させることに成功
研究チームは、ヒトの幹細胞でも同じプロセスを試みる予定です。
2022年9月 Nature
Mouse embryos grown without eggs or sperm: why, and what’s next?
独立した2つの研究チームが、マウスの幹細胞から胚を作製することに成功し、胚からは心臓や腸管などの器官の初期発生も。
2022年12月 Nature
卵子や精子なしに幹細胞からマウス胚
2022年8月 LiveScience
1st synthetic mouse embryos — complete with beating hearts and brains — created with no sperm, eggs or womb
心臓と脳を持つマウスの人工胚を世界で初めて開発
科学者たちは初めて、卵子も精子も使わずに実験室でマウスの胚を作り、子宮の外でその成長を見守ることに成功した。
この実験は「ゲームチェンジャー」だ
発生中の胚の人工子宮として機能する特別設計のバイオリアクターで行われた
胚は栄養液を満たした小さなビーカーの中に浮かんでおり、ビーカーはすべて回転するシリンダーに固定されているので、常に動いている
イスラエルのワイツマン科学研究所
2022年8月 朝日新聞 卵子のもと、ヒト胎児の細胞から体外で作製 不妊症解明にも役立つ?
ヒトの胎児の細胞から、卵子のもとになる「原始卵胞」を体外で作ることに世界で初めて成功 京都大
2022年7月 ワイアード
「3人の親による体外受精」へと慎重に舵を切るオーストラリアと、ミトコンドリア・ドネーションの現在地
2022年7月 ヒト受精胚へのゲノム編集技術の臨床利用 意識調査 一般市民、患者関係者、医療従事者で意識が異なる傾向が明らかに
十分な議論をするためにも、人々の理解を深めることが重要
国立成育医療研究センター
2022年6月 肥満症や加齢による生殖能力(妊孕性)低下を卵巣の代謝機能の改善により回復させることに成功
広島大学
卵巣機能が、ミトコンドリア機能の低下に伴って起こる代謝異常を起こしていること、それが原因となり、卵巣間質組織の脂肪細胞化と線維化を生じている
ミトコンドリアの機能を改善する薬剤を投与することで、卵巣組織の代謝が正常化されて脂肪酸が燃焼された結果、脱線維化が誘導され、肥満症や加齢のマウス卵巣が機能改善する
2022年6月 Science/AAAS
Softening tough tissue in aging ovaries may help fight infertility
老化した卵巣の硬い組織を柔らかくすることが、不妊対策に役立つ可能性
マウスを使った実験で、線維化を抑えることで妊娠しやすくなることが示唆された。
2022年5月 無精子症マウスから産子獲得に成功 -一次精母細胞による顕微授精技術を実用レベルまで改良-
理化学研究所
2022年4月 ⽣殖補助医療により⽣まれた⼦どもの神経発達について〜約78,000 組の親⼦のデータを解析〜
子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)
千葉大学
多胎妊娠を除外し、両親の年齢など不妊に関係する要因の影響を取り除いて解析を⾏った場合、体外受精、顕微授精、その他の不妊治療により⽣まれた⼦どもは、⾃然妊娠で⽣まれた⼦どもと⽐べて、発達の遅れのリスク増加は認められなかった。
2022年4月 «死んだ魚からでも子孫をつくることが可能に!?» 死魚から単離した生殖幹細胞を移植することで卵・精子分化へと誘導する技術開発に成功
東京海洋大学
2022年4月 毎日新聞 ES細胞使い体外でラット精子 卵子と受精、子に成長 東大など研究
2022年4月 読売新聞 ラットES細胞で精子作りに成功…東大などのチーム、不妊治療への応用に期待
2022年4月 朝日新聞 ラットES細胞から精子の「もと」→子どもも マウスに次ぐ2例目
2022年4月 ラット多能性幹細胞から精子・卵子の元になる細胞を作ることに成功 - 畜産業や医学研究への実用化に 一歩前進 -
東京大学 生理学研究所
2022年4月 EurekAlert-Science
in vitroで幹細胞から作製した機能性ラット生殖細胞から子を誕生させることができる
2022年3月 Nature
The alarming rise of complex genetic testing in human embryo selection
体外受精の前にヒト胚の多遺伝子リスクスコアを評価する検査の市場が拡大しているが、検査の科学的な裏付けはなく、倫理面の議論が必要だ。
2022年3月 Science/AAAS
As creator of ‘CRISPR babies’ nears release from prison, where does embryo editing stand?
CRISPRベビー」の作者が出所間近、胚編集の立ち位置は?
He Jiankuiが刑務所を出るとき、科学的・倫理的な懸念が、遺伝子操作による赤ん坊という物議を醸す彼のビジョンに依然として挑戦していることに気づくだろう。
2022年3月 Nature
着床前受精胚における一部の一般的疾患のリスク予測
体外受精(IVF)中の受精胚のゲノム塩基配列、ならびに体外受精後に12種類の一般的な疾患を発症する遺伝的リスクは、着床前に最高99%の精度で予測できる
2022年3月 Science/AAAS
Scientists say they can read nearly the whole genome of an IVF-created embryo
体外受精で作られた胚のほぼ全ゲノムを読み取ることができると科学者たちが発表した
このようなスクリーニングに基づいて胚を選択することは時期尚早であると他の研究者が警告している。
2022年3月 Nature
How to protect the first ‘CRISPR babies’ prompts ethical debate
2018年に中国で誕生した「CRISPRベビー」の幸福をいかに守るか、倫理的な議論が。
2022年3月 読売新聞 卵子の遺伝子改変せず、メスだけでマウス誕生…中国研究チーム発表
卵子の元になる細胞に特殊な試薬を注入し、受精卵のように遺伝子が働く状態をつくった。この細胞に別の細胞の核を加えた上で成長させ、マウスの子宮に移植
成功率は約0・5%と低かった。成長したマウスは子どもを産む能力もあった
2022年3月 毎日新聞 提供者情報の100年保存が柱 生殖補助医療、新法たたき台が判明
2022年3月 朝日新聞 精子・卵子の提供者情報、公的機関で100年保存 新法骨子案了承
2022年2月 毎日新聞 精子・卵子提供者の情報「公的機関で管理を」 日産婦が国に要望へ
2022年2月 日本経済新聞 不妊治療の保険適用、体外受精に拡大 4月診療報酬改定
2022年2月 読売新聞 「バイアグラ」4月から保険対象に、「男性不妊」の場合のみ…厚労省了承
2022年1月 読売新聞 新型出生前検査、対象拡大へ…不安持つ妊婦にも容認
2022年1月 時事通信 着床前検査、4月に開始 流産2回以上などに限定 日産婦が内規改定
2021年11月 BioToday 体外受精卵を染色体異数性検査もして移植したところで生児出産率は改善せず
2021年11月 36Kr Japan 出生前遺伝子検査が保険適用で拡大にはずみ、中国ベリー・ゲノミクス
中長期的国家計画「健康中国2030規画綱要」では、先天性異常を低減させるため、妊娠前、妊娠中、新生児の3フェーズに分けた疾病予防体制を整えるよう明記
遺伝子解析大手、貝瑞基因(ベリー・ゲノミクス)は胎児のエクソーム解析(疾患関連遺伝子の解析)を一カ所で完結させるソリューションを打ち出した
2021年10月 毎日新聞 不妊治療の着床前検査を条件付き容認 日産婦、反復流産など対象
2021年10月 朝日新聞 着床前検査を容認へ「流産減らす効果を期待」 対象の3ケースを明示
2021年9月 毎日新聞 着床前検査、流産率改善「引き続き慎重に検討」 日産婦が中間報告
2021年9月 読売新聞 夫以外の精子の人工授精、2割減…「出自知る権利」意識高まりドナー不足
AID 提供をためらう人が増えた
2021年9月 読売新聞 体外受精で生まれた子、14人に1人…19年は過去最多6万598人が誕生
2021年9月 EurekAlert
New embryo identification IVF method set to boost cow milk and meat production
体外受精における新しい胚識別法により、牛の乳や肉の生産量が増加することが期待される
ケント大学
牛の体外受精(IVF)を大幅に改善する方法
2021年9月 EurekAlert
Babies wanted: Males need not apply
赤ちゃん募集中。男性の方はご遠慮ください。
京都大学
体外精子誘導法で培養した52日目のサンプルの凍結切片を免疫染色し、精子の形成を確認した。
マウスの多能性幹細胞が機能的な精子に分化
この造精幹細胞が体内で作られたものと同じように振る舞うことを確認するため、実験室で作った造精幹細胞をマウスの精巣に注入し、精子へと成長させた。この精子を採取し、卵子に注入して胚を育てた。この胚を使ってマウスを妊娠させると、健康で繁殖力のある子供が生まれた
2021年9月 BBC News
卵子や精子の凍結保存、最長55年に延長 英政府計画
2021年8月 EurekAlert
Does delaying fatherhood reduce fertility?
父親になるのを遅らせると出生率が下がる?
WILEY
体外受精/顕微授精(IVF/ICSI)による出産が成功する可能性は、父親候補の年齢が高いカップルほど低くなりました。この結果は、母親の年齢とは無関係でした。
2021年8月 朝日新聞 どうする「ゲノム編集ベビー」 WHO報告書示す難しさ
一冊の「精子手帳」に数千のマウス系統を保存することを容易にし、研究室間の共同研究、遺伝資源の保護、生殖補助技術を促進するものである。
この技術は保存時に液体窒素を必要としないため、これまで不可能だった国際宇宙ステーションにマウスの精子を送り、宇宙放射線が哺乳類の生殖細胞に与える影響を調べることができる
精子の保存に最適な素材は秤量紙(薬包紙)
郵送当日は、FD精子シートをハガキに貼り付け、特別な保護をせずに郵送を試みた
このFD精子のシート保存技術を確立するためには、子孫繁栄率の向上やRTでの保存期間の延長だけでなく、仮にこの技術が悪用されたとしても、正当な目的以外に使用されないような国際的な法整備が不可欠であると考えられます。
2021年8月 EurekAlert
Scientists mail freeze-dried mouse sperm on a postcard 凍結乾燥させたマウスの精子をハガキにして郵送することに成功
CELL PRESS(セルプレス
2021年8月 凍結乾燥した精子を薄いシートで保存することに成功―ハガキで精子を送ることや1冊のアルバムでマウス系統の管理が可能に!―
山梨大学
2021年7月 EurekAlert-Science
マウス多能性幹細胞由来の卵胞は生存可能な卵母細胞を作る
最終的に生存可能なマウスの子孫を産生
2021年7月 読売新聞 マウスのES細胞から卵子を作製、九大など成功…不妊治療に活用期待
2021年7月 読売新聞 子宮移植、臨床研究を容認へ…「自発的」「無償提供」など条件に
2021年6月 AFP
体外受精、同性愛者や独身者も可能に 仏で初の法案可決
2021年6月 不妊治療「受けにくい」4割超 意識調査、欧州より高く―少子化白書〔時事メディカル〕
日本44.6%。フランス12.3%、ドイツ16.6%、スウェーデン10.0%
治療費の負担が大きい
2021年4月 BioToday 男性の精子数が正常な体外受精で卵子をわざわざ傷つけて精子注入する価値なし
2021年4月 読売新聞 SNSで精子取引が急増…不妊夫婦ら利用、規制なく無法状態
2021年4月 体外受精などの高度不妊治療を受ける女性の約半数が治療開始初期の段階で、すでに軽度以上の抑うつ症状あり
国立成育医療研究センター
2021年4月 精子幹細胞の運命を制御して移植効率を向上させることに成功 ~がん治療後の姙性回復に期待~
広島大学 基礎生物学研究所
2021年3月 朝日新聞 不妊治療の費用、医療機関で約70万円の差 国が調査
2021年3月 Science/AAAS
No uterus, no problem: Mouse embryos grown in bottles form organs and limbs子宮がなくても大丈夫:瓶の中で育ったマウスの胚が臓器や手足を形成する
哺乳類の発生における重要な段階の研究を可能にする新技術
2021年3月 LiveScience
More twins are being born than ever beforeかつてないほど多くの双子が生まれている
1980年代以降、世界の双子の出生率は30%以上増加しています。
2021年3月 BBC News
Twins peak with more born than ever before
2021年3月 BioToday 胞状奇胎を調べたら染色体が二揃いの精原細胞の誤注入が原因と示唆された
無精子症で不妊クリニックに通う夫の精子の前駆細胞・円形精子細胞(round spermatid)を卵子に注入して作った筈の胚盤胞が子宮内に移植されたその妻が被った全胞状奇胎(CHM)が夫の末梢白血球と同一の遺伝配列で女性由来の核DNAを含んでいませんでした。
2021年2月 AFP
生まれつき子宮のない女性、母親から移植受け出産 フランス初
2021年2月 日本における重症ミトコンドリア病に対する出生前診断の現状を初めて報告
順天堂大学 埼玉医科大学 日本医療研究開発機構
日本人の核遺伝子変異による新生児期・乳児期発症重症型ミトコンドリア病の罹患児を出産した経験のある13家族の16妊娠に対して出生前診断を実施
2021年1月 Nature
培養皿で卵母細胞を作るための遺伝子キット
林克彦(九州大学)たちは今回、過剰発現させることでマウスの多能性幹細胞から卵母細胞様細胞を成長させるのに十分な、8つの転写因子を特定
「不妊治療、生殖技術、生殖補助医療」2020年〜にはまだつづきがあります